スパイカーのF8-VIIは今日のブラジルGPで1台も完走できないという残念な結果でF1初シーズンを終えた。
山本左近は2周目にジャンカルロ・フィジケラと接触し、修復できないほどのダメージを負ってしまった。フィジケラは第1コーナーでコースアウトし、コースに戻る際に左近の前に出てぶつかってしまった。あのような短い時間では左近はどうすることもできず、レースを終えるしかなかった。
エイドリアン・スーティルは良いスタートを切り、地元のヒーローであるルーベンス・バリチェロと長い間、良い勝負をした。最初のピットストップ前には15位であった。上位を狙うため強気な戦略とセッティングを施したが、16周目でアンソニー・デビッドソンを抜こうとした際に衝突し、クルマに大きなダメージを負った。右側のサイドポッドが壊れていても走れたが、その後にブレーキ圧が抜け始めてしまった。そのためチームはこのトラブルを解決しようとピット内で作業したが、直ったときには43周目だった。
エイドリアン・スーティル
「レースの序盤は相手にプレッシャーをかけるくらい調子が良かったが、最初のピットストップの直後に衝突した。1コーナーでブレーキを踏んだら、まったく減速せずデビッドソンにぶつかってしまった。なんとか運転できたが、ストレートでブレーキを踏んで圧力をためなければならない程、ブレーキ圧が抜けてしまった。結局直せなかったため、最終的にリタイアしなければならなかった。シーズンを終えるには良くない最後ではあったが、今は来年を見据えなければならないと思う」
山本左近
「セッティングと戦略を考えると、もっといい順位を期待していたのに残念な結果だ。2周目でフィジケラがコースアウトし、いきなりコースに戻ってきた。本当に急だった。普通に考えればコースに戻るときには他ドライバーをさえぎるように戻ることはおかしい。だから何もできずぶつかるしかなかった。いいレースをしたかったのに一瞬の出来事でどうしようもなかった。けれども僕を支えてくれたみんなに感謝しているよ。特にチームのみんなにね。今はテストが楽しみだし、これからもベストを尽くす」
マイク・ガスコイン、チーフテクニカルオフィサー
「残念な結末だった。2台とも完走させたかったが、今シーズンを象徴している結果だと思う。両者とも事故でダメージを負ってしまった。左近は、フィジケラがコースに戻ってきたときにどうしようもできずぶつかり、レースを終えてしまった。デビッドソンを抜こうとしたとき、スーティルは接触し、サイドポッドにひどいダメージを負った。さらにブレーキにもトラブルが起きた。クルマを修復し、なんとか走らせようと努力したが事態はさらに悪くなり、リタイアせざるを得なかった。この困難なシーズンではがっかりするような結果だが、とにかく我々のパートナーに感謝したい。特にフェラーリのルイ・デ・カストロと彼のチームはプロフェッショナルで非常にいい仕事をしてくれた。ブリヂストンにも感謝している。難しい状況でもファンタスティックな働きを見せてくれたチームとファクトリーのみんなには本当に感謝している。みんなを誇りに思う。新しいオーナーとともに、来年はもっといい結果を出せると思う」
コリン・コレス、チーム代表
「非常にタフなシーズンであったが、サポートしてくれたチーム、パートナー、サプライヤーに感謝している。シーズンを締めくくるには残念な結果だが、来年はもっといい結果を残せるだろう」
E.A.
Source Toro Rosso Ferrari
RACING-LIVE Japan